更新:2007.3.15
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物理化学 II | 担当 中原 勝 |
講義内容 | |
熱力学は化学現象を理解するための基本的かつ有効な方法として存在する。 原子や分子の理論とは無関係で、どのような複雑な系にも適用できるものである。 熱力学の妥当性は三つの一般法則とそれに続く 演繹の論理にのみ依存している。 しかし、熱力学量を分子を基にして理解することも化学研究の 重要な部門である。 本講義では、熱力学の基本原理について解りやすく論述する。 | |
講義予定 | |
1. 気体の性質 2. ボルツマン因子と分配関数 3. 内部エネルギーと熱力学第一法則 4. エントロピーと熱力学第二法則 5. 自由エネルギーと化学平衡 6. 溶液・反応の熱力学 |
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成績評価の方法 | |
筆記試験の成績、演習レポートの成績、出席率を総合して評価する。 | |
教科書 | |
D.A.McQuarrie・J.D.Simon,
"Physical Chemistry", University Science Books (1997) 「マッカ−リ,サイモン物理化学(上)(下)」東京化学同人 |
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参考書 | |
中原勝著「岩波講座 現代化学への入門 第5巻」岩波書店 P.W.Atkins著「アトキンス物理化学(上)(下)第6版」東京化学同人 G.M.Barrow著「バーロー物理化学(上)(下)第6版」東京化学同人 W.J.Moore著「ムーア物理化学(上)(下)」東京化学同人 |
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