更新: 2008.4.3
有機化学1A 担当  丸岡啓二
講義内容
有機化学とは何か? 自然界や実社会とどのように結びついているのか? まず、有機化学に興味を持ってもらいたい。有機化合物ができたり、ほかの物に変化する、いわゆる有機化学反応が起こるにはそれなりの理由がある。そういった反応の羅列ではなく考える有機化学の基礎について講義する。教科書には P. Y. Bruice「ORGANIC CHEMISTRY」(第5版)を用い、第1章から第6章まで講義するが、必要に応じて最近の論文からの引用や参考プリントの配布を行う。
講義予定
第1回 有機化学の面白さと自然界との結びつきについて(その1)
第2回 有機化合物の構造をどのように表示するか?
     有機化合物の官能基の表わし方
第3回 有機化合物を系統的に名付けるには
第4回 有機化合物の電子構造、量子力学と原子オービタル、      分子オービタルと結合、混成オービタルと結合角
第5回 有機化合物の種類と命名法(その1)
第6回 有機化合物の種類と命名法(その2)
第7回 反応機構の表わし方 (電子移動に伴う矢印の使いかた)
第8回 アルケンの特徴的な反応(その1)
第9回 アルケンの特徴的な反応(その2)
第10回 分子の形−立体化学
     (1)三次元分子の表示
     (2)非環式化合物の配座
     (3)環式化合物の配座
第11回 幾何異性とキラリティ−(その1)
第12回 幾何異性とキラリティ−(その2)
第13回 アルキンの特徴的な反応(その1)
第14回 アルキンの特徴的な反応(その2)
成績評価の方法
定期試験(1回),小テスト(不定期)やレポート、出席等の総合評価
教科書
P. Y. Bruice「ORGANIC CHEMISTRY」Fifth Edition, Pearson Education
参考書