12月26日
先週は全国的に寒波に襲われ、私の住んでる京都も例にもれず生きているのがいやになるぐらいの寒さでした。しかしながら12月13日〜20日の間はハワイで国際学会の「Pacifichem 2005」が
行われており、研究室の皆様と共に南国の彼の地で羽を伸ばし…、もとい勉強にいそしんでおりましたので今回はその報告です。(前回の日記を読んでくださっ
た方は、『あれ?お前は北海道の
学会に行ってたんではないの?』と疑問をもたれるかもしれませんが例によって更新の暇がありませんでした。ゴメンナサイ)
今回の学会は12月15日からだったのですが、我々は飛行機の関係でそれより2日早い12月13日にハワイ入りしていました。
うちらが泊まったホテルはやたらと大きなホテルで、泊まった部屋はなんと40階と言
うべらぼうに高いとこでした。上の写真がホテルの部屋からとったワイキキの町並みなのですが、空と海の色が冬の日本とは比べ物になりません。ほんとに同じ
地球上か?と疑いたくなります。
こちらが今回の学会の行われていたホテルの入り口の写真です。Pacifichemは非常に大きな学会のため、ワイキキビーチ沿岸のいくつかのホテルに会
場を分けて行われていたのですが、私の関係する物理化学及び生物化学のセッションはここ天下のSheraton Hotelにて行われていました。
学会初日(12月15日)はOralセッションにて寺嶋先生と馬殿さんの発表があり、そのセッションに参加しておりました。ここは『生体分子と水の構造、ダイナミクスおよ
び機能』と言うテーマのセッションだったのですが、オーガナイザーが寺嶋先生なので我々は朝一(7時30分)にセッションのプログラムを届
けるように指示されていました。なので7時15分に行けば十分だろうと意気揚々と会場入りしたところ、部屋が多すぎてどこが我々の向かう先なのか分からな
いと言う事態になってしまいました。あわててオロオロしながら外国人の学会スタッフに貧しい英語を駆使してやっとこさ会場を聞き当てて飛んでいったのです
が、残念ながら5分遅れで会場入りしてしまいいきなり先生に怒られてしまいました(汗)。(でもね、一応頑張ったんですよ…)
まあ、そんなこんなで初っ端にちょっとしたハプニングはあったもののセッション自体は人も入ってくれて盛況でした。ちなみに下の写真が寺嶋先生の発表の様
子です。
この後馬殿さんの発表があり、そちらも英語で堂々と発表されておりました。さすが学
生リーダーです。
一方私と中曽根君はセッションが違いまたポスター発表だったため、発表の日にちがかなり遅く、12月18日となっていました。ただ発表前に気になったのが
セッションの時間で夜20:
00〜22:00と『誰が聴きに来るんだよ!』と
言いたくなるような時間帯でした。
んなわけでポスターの入った筒を背負いながらテコテコと歩いていくと、思いの他たくさんの人が来ておりとりあえずほっと一安心。中曽根君も下の写真のよう
な感じでしっかりと発表してました。
これを見て、『よ〜しワチも頑
張って発表するぞ〜』と意気揚々と自分の発表ボードの前に行ったところ…。
「っ
て、誰もいねえ〜!!Σ(゜Д゜;)」
なんともはや最悪なことに発表番号の関係で、私一人がみんなからはみ出す形のところに発表スペースが設けられていました。私のボードの向こう側は人でいっ
ぱいなのに、こちら側はほとんど誰もいません。最終的にはそれなりの人に聴きに来ていただけたのですが、知り合いの先生からも『この場所はちょっと寂しいよねぇ…』と
慰めの言葉をいただいてしまいました。(仕方ないんだろうけどねぇ、もうちょっとどうにかならないですかPacifichem事務局さん…)
てな訳で色々とちょっとしたハプニングもありましたが、とりあえず無難に発表はこなすことが出来ました。
以上がPacifichem
2005の簡単な報告ですが、冬の寒さに人一倍弱い私には楽園のような一週間でした。(研究室の一部では我々が学会の期間中あちこちで遊びまくってたと言
う説が流れてますが、そんなことはないですよ。ええ、ありませんとも(遠い眼))
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