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ナノ界面化学分科
固液界面現象のナノ計測これまでナノテクノロジ−と呼ばれる分野で培われてきた原子・分子レベルの計測技術を、生物学や化学のような固液界面現象の研究分野へと応用する動きが世界中で高まっています。
周波数変調原子間力顕微鏡(FM-AFM)は、鋭くとがった探針で表面の凹凸をなぞることにより、表面形状を観察できる技術です。この手法は、絶縁性表面上でも原子分解能で表面構造を観察できるという、他に類を見ない特長を持っています。FM-AFMによる原子分解能観察は長年にわたって超高真空中でのみ可能でしたが、最近液中でもこれが可能となり、生物・化学分野への応用が期待されています。 我々は、液中FM-AFMの装置や手法の開発を進め、それを用いた固液界面研究を行っています。たとえば、液中における生体分子のサブ分子スケール観察、固液界面の水和層や吸着水分子の3次元分布の可視化など、従来技術では不可能だったナノ計測を可能としてきました。最近では、結晶成長や触媒反応などの、固液界面における化学現象の研究にも取り組み始めています。 主な研究課題《液中FM-AFMの高速化》
《液中FM-AFMの多機能化》 《液中FM-AFMの生物分野への応用》 《液中FM-AFMの化学分野への応用》 関連リンク:福間研究室(金沢大学理工研究域)のホームページ (最終更新日;2018年04月05日) |
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