使ってみよう!

(RSO)
サンプルホルダーの作成

サンプルロッドのセット

サンプル位置の調節

測定前のファイル名入力&コメント入力&グラフデータ消去

シーケンスを組み立てよう!

シーケンスを走らせよう!

サンプルをセットしよう!

(サンプル+ホルダー)を測定しよう!

Standby Mode への入りかた

データをフロッピーに落とそう!

データを処理しよう!


サンプルホルダーの作成

  • まずサンプルホルダーを作成します。ポリラップを3×3cm程度に切り、折りたたんでストローの真ん中に入れます。

    One Pointサンプルに付くラップの汚れ(油脂など)が気になる人はメタノールなどで洗浄するとよいでしょう。(流液洗浄がお勧め)

  • サンプルホルダーをカーボンロッドにはめ込んで取り付けます。取り付け後、空気抜きのための孔をストローの両端に剃刀で作ります。

    次は”サンプルロッドのセット”です


    サンプルロッドのセット

  • サンプルスペース内が100K以上(室温付近が望ましい)となっていることを確認し、F2(Register Sample)を選び、”Load/Unload Sanple”を選択します。すると、サンプル挿入口からヘリウムが吹き出します。そこにサンプルロッドを入れます。

    カーボンロッドはメタノールで拭いておきます。カーボンロッドにはねじ込んである部分(下の方)があるので、そこが緩んでないかもチェックしておいて下さい。

  • 蓋をして再びリターンキーをおします。するとサンプルスペース内を”真空-ヘリウム置換(パージ)”し始めます。

    One Pointパージの回数は多いほど好ましいので、トランスポート(サンプル挿入口のある部分)の下方にある、黒いボタン(1回押すと4回パージします)を押して何度かパージするとよいでしょう。なお、パージの際に蓋が外れてしまうことがあるので、注意して監視しておいて下さい。

    次は”サンプル位置の調節”です



    サンプル位置の調節

  • 磁化率の強度分布からサンプル位置を割り出します。そのため、F4(Set Parameters)を選び、”Magnetic Field”を選択して1000Gをかけます。更に”Set Temperature”を選択して1.8Kにセットします。

  • 次にサンプルの位置を磁場検出器部分に合わせる作業をします。まず、F2(Register Sample)を選び”Perform Centering Scan”を選択します。しばらくして下に凸なグラフが表示されます。その極小の部分にサンプルが存在しています。それから”Adjust Sample Position”を選択し、極小のある部分の距離(cm)を入力するか、Automaticallyを選択して2.00cmの所にサンプル位置(極小部分)を合わせます。

    次は”測定前のファイル名入力&コメント入力&グラフデータ消去”です



    測定前のファイル名&コメント入力&グラフデータ消去

  • F4(Set Parameters)のページでData File Name必ず記入します。これをしないとデータがほかのファイルに上書きされてしまいます。なお、ここでコメントを残すことが出来ます。

    One Pointほかにも、F2(Register Sample)のページでSample NameSample MassSample DiameterSample LengthSample ShapeCommentなどがメモできます。

  • 次にF5(Graph)を選択し、”Display Graph”を選択し、”RSO m vs Temp”を選択します。すると前回の測定グラフが表示されます。表示された場合はこれを”ESC”で前画面に戻り、”Clear Graph Data”を選択して消去しておきます。

    次は”シーケンスを組み立てよう!”です



    シーケンスを組み立てよう!

  • F9(Seqence Editor/File Control)を選択し、”Editor”を選択し、シーケンスを組み立てていきます。命令キーを押せばシーケンスに入っていきます。簡単ですので、詳しくは人に聞いて覚えて下さい。

    One Pointシーケンスが走り終わってすぐにサンプル磁化率の測定を行なわない場合は、シーケンスを走らせた後、0G,4.2Kにセットされるようにシーケンスを組んで下さい。液体ヘリウムの節約になります。なお、シーケンスが終わってすぐにサンプル磁化率の測定を行なう場合はすぐにサンプルロッドを交換できるよう100K以上(室温程度が望ましい)に設定しておきます。

    次は”シーケンスを走らせよう!”です



    シーケンスを走らせよう!

  • F8(Seqence Control)を選択し、”Sequence File Name”を選択し、”Start at Record”をにしてから”Execute Seqence”を選択します。これでシーケンスは走りはじめます。

    One Pointシーケンスが走りおわるまでには数時間かかりますので、モニターの電源を切っておきましょう

    次は”サンプルをセットしよう!”です



    サンプルをセットしよう!

  • サンプルスペース内が100K以上(室温付近が望ましい)となっていることを確認し、F2(Register Sample)を選び、”Load/Unload Sanple”を選択します。すると、サンプル挿入口からヘリウムが吹き出します。そのまま蓋を開けて、サンプルロッドを取りだし、蓋をしてサンプルスペースをパージさせます(リターンキーを叩くだけ)。

  • ポリラップにサンプルを包み、ロッドにセットします。

    次は”(サンプル+ホルダー)を測定しよう!”です



    (サンプル+ホルダー)を測定しよう!

  • ポリラップにサンプルを包んだあと、サンプルホルダーのセット以下と同様の作業、即ち

    *サンプルロッドのセット

    *パージ

    *磁場かけ

    *温度降下

    *サンプルの位置調節

    *ファイル名入力

    *グラフ消去

    *シーケンスのRUN

    を行ないます。

    One Pointシーケンスが走り終わってすぐに次の測定を行なわない場合は、シーケンスを走らせた後、0G,4.2Kにセットされるようにシーケンスを組んで下さい。液体ヘリウムの節約になります。なお、シーケンスが終わってすぐに次のの測定を行なう場合はすぐにサンプルロッドを交換できるよう100K以上(室温程度が望ましい)に設定しておきます。

    次は”Standby Mode への入りかた”です



    Standby Mode への入りかた

  • しばらく使わない場合は、”Standby Mode” にしておきます。これは、0Gにした後、F6(Utilities)のページの”Enter Standby Mode”を選択します。