SQUIDとは?

超伝導量子干渉計とは、2つの同一のジョセフソン素子

(ジョセフソン効果を示す超伝導二端子接合。ジョセフソン効果とは2つの超伝導体が弱く結合した系において巨視的波動関数の位相差によって

I=Icsin (θ1−θ2)
{θ1、θ2:各超伝導体の位相 Ic=(I0 sinφ)/φ φ:超伝導磁束量子単位の素子を貫通する磁場 I0:臨界電流即ち超伝導の壊れる電流量}
なる電流が流れる現象。例えばトンネル接合型ではSuper-Insulator-Superの層状構造等で実現できる。)

を並列に接続した超伝導回路において、電圧を伴わずに流しうる最大の超電流Imがコヒーレントな超電流の示す干渉効果により磁束量子φ0(2.07×10―15Wb)の周期を持った Im=2I0|cos(πφ/φ0)| となることを利用したものである。