第18回 分子シミュレーション 夏の学校

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当スクールについて

　今日、分子シミュレーションは目覚ましい発展を遂げております。日を追うごとに高精度な計算、巨大な系への適用が可能になっております。昨年度、当分野においてKarplus、Levitt、Warshelの三氏がノーベル化学賞を受賞されたことは記憶に新しく、今後ますます分子シミュレーションが発展し、社会的にも貢献していくことを世間的にも期待されたものと感じております。
　 今年で１８回となります当スクールでは、毎年、三回生などの初学生、既に研究に着手している学生、研究生の他、民間企業で研究をされている方等様々な背景の若手が集まり、分子シミュレーションの知見を深めております。今年度は、先述のノーベル化学賞を背景とし、大まかな対象をQM（量子化学計算）、MM(古典力学計算)、QM/MM（両者の組み合わせ）としております。これらについて、初学の方やブラックボックスとして計算を行ってしまっている方にとって必ず有用となる基礎理論に加え、研究としての全体像を見失わない、より実践的な知識について、実際に研究を行っておられる先生方からご指導をして頂くと言うものです。また、若手同士議論を交わす場も設けており、掛け替えの無い人脈も形成できることでしょう。
　 京都という由緒ある地にて、少しでも皆さんの糧となるような会を開催できるよう準備を進めております。多数のご参加、お待ちしております。

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