特別推進研究 高性能有機触媒の創製と精密有機合成化学への応用 SitemapEnglish
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  • 京都大学 大学院理学研究科 化学専攻 有機合成化学研究室
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研究概要

研究の方法

これまで携わってきた精密ルイス酸や有機金属触媒の合理的な触媒設計研究で得られた知見を活かし、本研究では他に類例を見ないような有機触媒の合理的な触媒設計を行う。すなわち、有機触媒の性能に応じて、「有機塩基触媒」、「有機酸触媒」、「有機酸塩基複合触媒」、「有機ラジカル触媒」という四つの研究項目に分けて、次世代型有機触媒の合理的な設計と創製を目指すとともに、これらの過程で見出された次世代型有機触媒を駆使して、新たな精密有機合成反応を開拓する。

また、研究の進め方として、「ゼロ(無)から1(有)を生み出す基礎研究」と「1から1万、10 万を生み出す展開研究」の双方を目指すことにより、次世代型有機触媒プロジェクトを強力に推し進めたい。

図1 次世代型有機触媒プロジェクト
高性能有機触媒プロジェクト



期待される成果と意義

「有機触媒」は、従来の「生体触媒」や「金属触媒」に加え、第三の触媒として、その化学安定性ゆえに近年、注目を集めている。この有機触媒分野において、「次世代型有機触媒」を創製できれば、従来の「生体触媒」や「金属触媒」では及びもつかないような反応性や選択性の獲得が可能になるであろう。それによって種々の新しい精密有機合成反応を開拓でき、従来、合成が難しいと考えられていた新規有機化合物の創製へとつながり、産学界における関連研究の諸分野の発展に大きな波及効果をもたらすと考えられる。

図2 次世代型有機触媒プロジェクトの成果と波及効果
高性能有機触媒プロジェクトの成果と波及効果