熊崎茂一の研究紹介のページ(公式ページ)       更新 2010年5月28日 久しぶりの更新です。

 

1993−2003年あたり、主に超短パルスレーザーを用いて、光合成の初期反応を担う光化学系1の光物理化学の素過程を解明する努力をしてきました。光合成の初期光化学過程は、今後も大切にしたい研究テーマのひとつです。

 

一方、研究設備の都合や、私自身にとっての新鮮さ、などで、最近は顕微光学と分光学を結合させて葉緑体などの内部にある光合成膜をそのまま観察する研究へと重心を移しております。

 

しかし、過去の私の研究の軌跡を辿るのもご参考になるとは思います。以下をご覧ください。

 

● 光合成反応中心の電子移動系の一部が対照軸の周りに回転するアニメーション

これらの構造的美しさを味わってください。(下記のパワーポイント型研究紹介では、多少の説明をつけています。)

 

    光化学系1   (タンパク質を含めた全体構造の回転はこちら(重いよ)

 

    光化学系2

 

 紅色光合成細菌

 

注:電子移動系のうちでも、バクテリオ(クロロフィル)と(バクテリオ)フェオフィチンだけを表示しています。

注:各分子構造のうちのパイ電子移動系に直接関わる部分しか表示していません。

注:擬似的対称軸と回転軸は厳密に一致しているわけではありません。

 

 研究業績 

 

●日本語解説記事

 

「光合成反応中心における電子励起エネルギーと電子の超高速移動過程」

レーザー学会機関紙、レーザー研究特集号(光受容蛋白質のピコ秒・フェムト秒分子ダイナミクス)31.3号(2003)招待論文 202-206

>>>> [pdf] 

 

● パワーポイント型研究紹介 (詳しい解説は無いですが、 雰囲気だけでも伝えられれば、、、)

要するに学会で使ったスライド資料です。

注意:これらのページでは画像が動き出すまでに時間がかかることがあります。

 

光化学系1反応中心について行った過去の研究を紹介するもの。 

(英語スライド) 学生等一般研究者向け

 

紅色光合成細菌と光化学系1における電子移動と励起エネルギー移動をいかに測定しているか紹介した一般研究者向けスライド 

(日本語スライド)学生など一般研究者向け

 

  新規なヘムタンパクCooAに関して行った分光学的研究  (日本語スライド)

         あまり丁寧な説明は無いが、、

 

  クロロフィルdで構成されている光化学系1反応中心の光化学初期過程、特に電子移動

 (日本語スライド)

         

  ほうれん草の光化学系1とAcaryochloris marinaの光化学系1を比較した研究

          (日本語スライド)学生など一般研究者向け

 

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