光還元法によるシトクロムcの折り畳み

<折り畳み反応>
NADHを用いてシトクロムCを光還元し、折り畳み反応を起こさせる。

<実験の目的>
タンパク質の折り畳みは、イメージとしてはまとまりのないバラバラな構造から、折り畳んだコンパクトな構造になる過程と想像できるので、そこに何らかの体積変化が見えるはずであり、それをTGを使って捉える。

<反応スキーム>
NADHの反応
NADH と355nmの光(二光子) →NAD H+ + e−
NAD H+ →NAD・ + H+
NAD・ + NAD・ → (NAD)2
NADHの光還元によって発生した電子はシトクロムcのヘムを還元し、(FeV → FeU)グアニジン濃度が3.5Mの条件で折り畳みを開始させる。<=CDによって確認

<測定>
ポンプ 355nm、プローブ 840nm。
バッファー 100mM Phosphate(グアニジンを入れた後で、pHを7に合わせる)
5分間以上の窒素脱気、1時間以内の測定
パワーは100μJ付近。
サンプル濃度、NADH 300uM、CytC 100uM
<信号>
解析中です。
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