X線小角散乱測定装置(左:全体写真、右、測定部分)
X線の散乱パターンから溶液中での分子の形状、分子量、慣性半径を測定出来ます。
フローシステムを用いて時間分解での散乱測定に挑戦中。
小型のクラツキーカメラを用いて好感度測定を達成しています。
光を照射しながらの測定や温度のコントロールも可能です。

CDスペクトル
二次構造に関する情報が得られます。
光照射しながらの測定も可能にしているため、光センサー蛋白質の二次構造変化をモニターするのに便利です。

MALS(左)、カロリメトリー(中央)、DSC(右)
MALS(多角度光散乱装置): 試料からの散乱光強度から分子量を見積もる装置です。 会合状態の決定などに便利です。
カロリメトリー(DSC、PPC):温度変化や熱量をモニターすることで蛋白質の様々な熱力学量(熱容量や熱膨張係数)を見積もることが出来ます。これらは蛋白質の表面構造や熱的揺らぎを評価するのにとても有効です。
DSC(動的光散乱装置):散乱光強度の揺らぎを解析することで、溶質の拡散係数や流体半径を見積もることが出来ます。

FTIR装置:振動スペクトルを測定することで局所的な構造変化や二次構造変化を検出出来ます。
Rapid scanおよびStep scanといった時間分解測定にも対応しています。
また測定セルの光路長を短くすることで、水溶液中での測定も可能です。

CCDカメラ:過渡吸収スペクトルを高時間分解能で検出します。