物理学会:2010年秋季大会「揺らぎシンポジウム」
場所:大阪府立大学中百舌鳥キャンパス
日時:2010/9/23(木)-26(日)
主題:「揺らぎが決める生体分子の構造形成と機能発現」
常温下で機能を発現する蛋白質や核酸などの生体分子は強い熱的揺らぎの中にさらされている.このような揺らぎの中でどのようにして生体分子が構造を形成し,機能を発現することが出来るのかに焦点をあてたシンポジウムの開催を提案する.
熱的揺らぎが生体分子の機能発現に本質的な役割を果たしていることは広く認識されて来ており(例えば蛋白質のダイナミクスに関しては参考文献1を参照),生物物理の立場から生体分子の揺らぎに関する系統的な議論を行うシンポジウムを物理学会にて行うことは重要である.本シンポジウムでは実験と理論の両面の研究者の発表を通して,揺らぎが生体分子の構造・機能に果たす役割を多面的に議論する.
座長 真壁 幸樹(岡崎統合バイオサイエンスセンター)
- 寺嶋正秀先生(京都大学)概要説明を含む
「タンパク質反応における時間分解揺らぎ検出の試み」
- 桑島邦博先生(岡崎統合バイオサイエンスセンター)
「蛋白質フォールディング経路の速度論的理解
- 依田隆夫先生(長浜バイオ大学)
「分子シミュレーションで見る小蛋白質の折れ畳み」
座長 桑島邦博先生(岡崎統合バイオサイエンスセンター)
- 片岡幹雄先生(奈良先端科学技術大学院大学)
「蛋白質機能の発現に構造は必須か?」
- 上岡龍一先生(崇城大学)
「膜の揺らぎが関与する制がんメカニズム」
- 池口満徳先生(横浜市立大学)
「分子シミュレーションで探るDNA結合タンパク質の揺らぎと機能」
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