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地球熱学研究施設見学

毎年恒例の金相学研究室との共同行事。今年は別府にある地球熱学研究施設の見学に行きました。(その他の写真

地球熱学研究施設の建物。永瀬狂三設計、大正12年竣工の煉瓦造。


施設の大沢信二教授と山本順二助教に案内していただきました。写真は質量分析計と山本助教


と、地熱研のアイドル、ちねつちゃん。ちなみに今年の夏の施設公開では600人以上の参加者があって大盛況だったとのこと。


大沢先生は化学的なアプローチで地球の研究をされています。鍾乳石の成長速度の季節変動に関する美しい結果には感動しました。写真はその後”フィールドワーク”に行った稲積水中鍾乳洞の観測装置。


夕食は前庭の一角をお借りしてバーベキュー。(写真中央奥に竹村恵二教授)


中央左の背中姿は技術職員の馬渡さん。右手前は山本助教、さらにその右に大沢教授。奥には今回の旅行でいろいろお世話になった宮本さん@東洋軒。



別府といえば地獄めぐり


と、温泉卵


と、うみたまご


と、別府タワー(1957年、88 m、内藤多仲 設計)


と、グローバルタワー(1995年、125 m、磯崎新 設計)。


グローバルタワーは地球熱学研究施設の隣に聳えていて、地上100 mの展望台から眺めるとこんな具合。
(ちなみに上のタワーの写真は施設前庭から撮っています。)



グローバルタワーは、半径 500 mの球殻の一部を切り取った形状をしていて、真下から見上げるとこんな具合。
球殻内壁は鉄骨の間に塩ビのパネルが並べてあるだけ。展望台は 5 m×10 m ほどの空間で、周りがガラスに囲まれているだけで何もありません。屋根もありません。100 m上空の風が吹き込んで来ます。


何もないので、周囲を360°一望できます。下の写真は東方、向こうに見えるのは別府湾。中央やや右の海沿いの小さい突起物が別府タワー。両タワーの高さは37 m差ですが、それに立地点の標高差80 mが加わって随分低く見えます。手前の緑地は別府公園。


上の写真とほぼ同じ方角を別府タワー展望台から見るとこんな具合(画角は同じ)。空気が澄んでいれば彼方に佐田岬が見える(はず)。