研究生活/ Life

有機化学研究室への配属、進学を希望している皆さんへ

研究室の様子は、このホームページからも知ることができますが、実際に訪問して確認されるのが一番です。 研究室の公式見学会は、学部3回生を対象とするものは12月に、外部からの修士課程への進学希望者も含めた専攻説明会および見学会は3月にオンライン、5月に対面で開催されます。見学会では研究室の教員や学生と話をする時間も設けられていますので、興味・疑問点がある方はぜひお越しください。
人によっては、それぞれ部活・サークルの大事な試合や発表会があったり、教育実習等で抜ける期間があったり、あるいはアルバイトの都合もあったり、これまでの生活と研究室の生活を急に切り替えることが難しいケースもあると思います。それらの不安点は上記の公式見学会などの機会を利用したり、個別に教員と連絡をとりながら予め相談しておくのが良いと思います。

3回生の皆さんは研究室を訪問してみたり、このホームページの研究成果のページを見ると、扱われている反応や物質が普段講義で目にするような有機化学から遠く難しいものに思え、このような難しい研究に自分はついていけるだろうかと思うかもしれません。
しかし、その点はあまり心配しなくても大丈夫です。今研究室にいる先輩誰もが通ってきた道です。4回生には一人ずつ担当の先輩がつきますので、器具や薬品の扱いかた、実験結果をどうフィードバックしていくかなどのアプローチの仕方までしっかり指導してもらえます。

研究室の1日

朝は9時に開始。遅れないようにしましょう
1日の流れを考え、反応の仕込みに入ります。
お昼時。学部生でとても混む12時台前半をうまく回避しつつ実験の合間に学食へ。
ちょっとうとうととしてくる時間帯。各自実験や測定、機械のメンテやデスクワークに励みます。
得た結果をもとに先輩や先生と思索中です。
夕食の時間帯。うまく反応の終了時間を合わせて夕食へ。四回生は前期は6時で終了。お疲れさまでした。
上回生も土曜は6時で終了。各自週末ムードへ。
「今日もよく頑張ったなぁ~」と思いつつ、ぼちぼちみんな帰り始めます。

研究会・抄録会

いわゆるゼミです。毎週月曜日の午前中にCTが、毎週土曜日の午前中にBWRが行われます。どちらも2グループに分かれており、各人おおむね月に2回発表します。

BWR (BiWeekly Report)

直近2週間で自分がどのような実験を行い、結果についてどのような考察をしているかを発表する場です。先生方や、他のメンバー達からの助言から問題解決の糸口が見つかることもよくありますので、とても大事な場です。4回生も5月から行います。

CT (Current Topic)

最新の論文をまとめ、発表する場です。自分が取り組んでいる研究に閉じこもることなく最新の有機化学を広く見渡すことで多くのものを得られます。 4回生は10月から発表します。

雑誌会

自分でテーマを決め、その分野の論文を広くまとめ発表します。年2回行われます。
こちらも4回生前期は聴衆に徹します。

研究室の1年

4月

新入生も迎え新メンバーで研究室始動です! お昼は大文字に登り、夕方から新入生歓迎会をわいわいと行いました。

5月

化学教室の野球大会があります。体を動かしてスッキリしましょう。

6月

6月末には院試激励会が行われます。焼肉食べて4回生ガンバレ!

7月

4回生は院試休み。ちょっと静かになった研究室で先輩達は今日も実験。
有機金属若手の会に参加します。友達増えるといいですね。
よい研究成果を出した人は海外で開かれる国際会議に参加して成果をアピールします。

8月

夏休みです。遠くに出かけてみるのもいいですねぇ。4回生は院試本番です。

9月

4回生も再び合流! 有機系4研究室でのソフトボール大会があります。
有機金属化学討論会という大事な学会に参加します。
理学部1, 2回生対象の体験学習プログラムもこの時期です。各々の先輩が有機金属錯体を使った楽しい実験を用意して待っています。

10月

今度は化学教室全体でのソフトボール大会。スポーツの秋ですねぇ。

11月

研究室旅行に行きます。今年はどこに行くのか楽しみです。

12月

そろそろ年の瀬。卒業を控えた人が各々の発表準備に追われる頃です。忘年会で1年を締めくくります。

1月

D3の人の公聴会があります。M2の人は修士論文および修論発表の準備をします。

2月

M2の人の修論発表会が行われます。4回生の人は卒業研究発表の準備をします。

3月

4回生の卒業研究発表会が行われます。年度末には日本化学会の年会にも参加します。4回生の学会デビューはこの時。