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setup diary |
装置についたカメラをwebから監視したいと思っていたのだが,linuxからビデオキャプチャできる良いものが無かったので,なかなか実現できなかったが,ようやくできるようにすることができた.使ったのはPCA-DAV2というUSBビデオキャプチャで,入手が困難だったが売っているところを見つけてなんとか買うことができた.それをdebian bullseyeからmotionを使ってwebに流すまでの設定についてメモをしておきたい.
まず,そのままだと認識されないので,/etc/modprobe.d/em28xx.confの中にoptions em28xx card=29と記述して,再起動すると認識するようになる.カード番号については,13,40,68という情報もあったが,自分の環境では29が正しいようだ.
次に,そのままだとPALが標準設定になっているので,これをNTSCに変更する必要がある.v4l-utilsをインストールして,v4l2-ctl --set-standard=0とすると,NTSCになる.すると,cheeseなどで画像が見れるようになる.
そして,web配信はmotionを使った.これをインストールしたら,/etc/motion/motion.confを変更して必要な設定を行う.daemonをoffにして,NTSCにするためにnormを1にするのが重要で,あとは自分の環境に合わせて設定する.今回はpicture_outputもmovie_outputもoffにして,保存は行わないようにした.root権限でmotionを実行すると,8081ポートから動画が見れるようになる.
最後に,motionが自動で起動するように,まずはchown motion:motion /var/log/motion/motion.logとしてログファイルの権限を変更する.そして,systemctl start motionとすると,自動起動できるようになる.
まだ,装置が実際に動いているときの動作を確認していないので,なんとも言えないが,便利になると良いな.