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setup diary |
研究室の自作の測定システムは、rubyで構築している。最初はwindows上で誤魔化していたが、徐々にLinuxに置き換えていき、今ではすべてがLinux上のrubyで動いている。残念ながら市販の測定系はWindowsとして残っている。いずれはWineにしたいのだが。
ふと思い出して、rubyとgpibで検索してみたら、自分のサイトがトップに来ていて驚いた。磁気空間群とかのマニアックな単語ではトップに来て、密かに喜んでいたのだが、こんなメジャーな単語でトップになるとは。逆に言うと、rubyでGPIBを使っている人がそれほどいないということを表しているのかも知れない。もしそうだとすれば、悲しいことである。
確かに、debianに関して言えば、ruby-gpibはパッケージになっていないのに対して、libgpib-perlやphp5-gpibやpython-gpibはあるので、これらの言語で制御する方が標準的なのであろう。pythonでGPIBを試しに使ってみようとしたことがあるが、アドレスでは指定できず、gpib.confで指定した装置の名前を使う必要があって、不便に感じたものである。一方、ruby-gpibでは、数字だとアドレスと解釈し、文字列だと名前だと解釈してくれて、便利である。pythonに慣れていないので、アドレスでの指定が分からなかっただけかも知れないけど。
いずれにせよ、rubyで計測をする人がより多くなってくれると良いと思う。homepageに計測機器のclassのソースでも載せようかとも思ったこともあるが、まだ載せていない。正確には数えていないが、これまでに20種類ぐらいの装置を扱うクラスを書いているようだ。しかし、あまり綺麗なソースではないので、公開したくないという気持ちもある。その時の気分で書き方が違うし。